2025年9月25日

中古車リースの10のデメリット!後悔しないためのポイントを解説!

中古車 リース デメリット

車を所有する方法として近年注目されているのがカーリースです。

その中でも「中古車リース」は、月々の負担を抑えながら車を利用できる手段として人気が高まっています。

しかし、中古車ならではの注意点や制約も多く、内容を十分に理解せずに契約すると後悔につながる可能性があります。

本記事では、中古車リースの代表的なデメリットを10個取り上げるとともに、後悔しないためのポイントも解説していきます。

中古車リースの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

中古車リースの10のデメリット!

中古車をリースすると、以下のようなデメリットがあります。

  • 走行距離の制限がある
  • 中古車リースを扱っている会社が少ない
  • 車の名義はリース会社になる
  • 原則として中途解約ができない
  • オプションを選べない
  • 車の状態に差がある
  • 原状回復義務がある
  • トラブルが発生すると費用を負担する必要がある
  • メンテナンス費・消耗品代などが含まれていないケースがある
  • 残価を支払わなければならないケースがある

ここでは、それぞれのデメリットを詳しく解説します。

走行距離の制限がある

中古車リースには多くの場合、月間や年間の走行距離に上限が設けられています。

距離を超過すると、返却時に1kmあたり数円から十数円の追加費用が発生することが一般的です。

普段の生活で送り迎えや旅行が多い人は、この制限を超えてしまい追加請求に悩まされることも少なくありません。

特に「車をたくさん使いたい」という人にとっては、リースは割高になるリスクが高い点を理解しておく必要があるでしょう。

中古車リースを扱っている会社が少ない

新車リースと比べると、中古車リースを取り扱っている会社は限られています。

サービスを展開している業者自体が少ないため、車種やプランが狭まりやすいのが現状です。

リース車は在庫状況に左右されるため、希望するメーカーやモデルに出会えない可能性もあります。

さらに、人気車種はすぐに契約が埋まってしまうこともあり、選択肢の幅は新車リースと比べて限定的です。

「特定の車に乗りたい」と思う人にとってはデメリットが大きく、妥協せざるを得ないこともあるでしょう。

車の名義はリース会社になる

中古車リースでは、契約者はあくまで使用者に過ぎず、所有権はリース会社にあります。

車検証にも所有者としてリース会社名が記載され、利用者は自分の資産として扱うことができません。

つまり、ローン購入のように完済後にマイカーが手に入ることはなく、基本的には契約終了後に返却する流れになります。

しかし、近年は「契約満了後に車がもらえるプラン」を用意するリース会社も登場しているため、自分のものにできるプランがあるかどうかを事前に確認しておきましょう。

原則として中途解約ができない

中古車リースは契約期間があらかじめ決められており、その途中で解約することは原則できません。

やむを得ず途中で解約を希望しても、高額な違約金や残り期間分のリース料を請求される場合がほとんどです。

生活環境の変化や転勤、家族構成の変動などで車が不要になっても、負担を背負わなければならない可能性があります。

さらに、事故で車が全損となった場合でも強制的に契約終了となり、違約金が発生するケースがあります。

任意保険によっては解約違約金を補償する商品もあるため、事前に保険内容を確認しておくことが重要です。

オプションを選べない

中古車リースは、すでに市場に出回っている車を活用するため、基本的に新車のようにオプションやカラーを自由に選べません。

前の所有者やリース会社の仕様に従って利用することになり、装備が希望に合わない可能性もあります。

例えば、サンルーフなどの装備を追加したいと思っても、対応できないことがほとんどです。

特定のグレードや装備にこだわりたい人にとっては大きな不満となりやすく、「車に愛着を持って乗りたい」と考える方には物足りなく感じられるでしょう。

車の状態に差がある

中古車リースは文字通り「中古車」を利用するため、車両のコンディションに差があります。

前の利用者が丁寧に扱っていれば状態は良好ですが、そうでなければ傷やへこみ、内装の汚れが目立つ車に当たることもあります。

新車と違って走行距離や使用年数もさまざまで、同じ料金を支払っても車両の質にばらつきがある点は避けられません。

事前に状態を確認できる場合もありますが、リース契約では細かい条件を選べないことも多いです。

実際に乗り始めてから「想像と違った」と感じるケースもあります。

原状回復義務がある

リース車は契約満了後に返却するのが基本で、その際には「原状回復」が求められます。

利用中に付いた傷やへこみが規定外と判断されれば、修理費用を請求されることになります。

走行中の飛び石など避けられない損傷は、問題にならない場合もあります。

しかし、事故による損傷や大きな凹み、タバコやペットによる臭いなどは原状回復費用の対象です。

利用者の感覚では「自然な使用」と思っていても、リース会社が規定外と判断すれば費用を負担する必要があるため、注意が必要です。

トラブルが発生すると費用を負担する必要がある

中古車リースの料金には、車検や税金が含まれている場合もあります。

しかし、予期せぬ故障や事故による修理費用は利用者が負担するケースがほとんどです。

リース車は自賠責保険に加入していますが、自賠責は対人補償が中心で、車両の修理代まではカバーしません。

そのため、事故で車を壊してしまった場合は任意保険に加入していないと大きな出費となる可能性があります。

料金が定額で安心と思っていても、トラブル次第で追加費用が必要になる点はデメリットだといえます。

メンテナンス費・消耗品代などが含まれていないケースがある

「メンテナンス込み」とうたうリースプランでも、実際には交換できる消耗品の範囲が限定されていることがあります。

オイルやタイヤ、バッテリーなどは対象外となり、交換時には別途費用がかかることが一般的です。

特に中古車は消耗が進んでいる場合が多く、交換サイクルが早まる傾向があるため注意が必要です。

車検や点検の際、指定された整備工場に持ち込まなければならないこともあり、自由度が低いと感じる人もいます。

リース料が安くても、実際にかかる費用は想定以上になることがあるのです。

残価を支払わなければならないケースがある

中古車リースの契約は「残価精算方式」を採用している場合があります。

残価精算方式では、返却時の査定額が契約時に設定した残価を下回ると、その差額を利用者が負担しなければなりません。

走行距離超過や大きな傷、事故歴があると査定額が下がり、想定外の出費になることもあります。

オープンエンド方式では、契約時点で残価が公開されているため、返却時に差額精算が発生するリスクを覚悟しておく必要があります。

返却時に「思ったより費用がかかった」とならないよう、契約前に残価精算の有無を必ず確認しましょう。

中古車リースはデメリットだけではなくメリットもある

中古車リースにはデメリットがある一方で、利用者にとってメリットも存在します。

まず、購入のように頭金や初期費用を用意する必要がなく、高額な出費を避けながら車を利用できる点が魅力です。

税金や登録諸費用などもリース会社が負担するため、利用者は契約時に決めた月額料金だけを支払えば済みます。

さらに、毎月の支払い額が一定なので家計の管理がしやすく、急な維持費に悩まされることも少なくなります。

法人や個人事業主の場合、月額料金を経費計上できるため節税効果も期待でき、資金繰りの安定に役立つでしょう。

こうした特徴から、中古車リースは「手軽に車を使いたい」という人にとって適しています。

中古車リースがおすすめな人の特徴とは?

中古車リースは、以下のような人におすすめです。

  • 初期費用を抑えたい人
  • 決まった期間だけ乗りたい人
  • セカンドカーや趣味の車が欲しい人
  • なるべく早く車が欲しい人

ここでは、それぞれの人の特徴を詳しく解説します。

初期費用を抑えたい人

車の購入では頭金や登録費用、各種税金などまとまった資金が必要です。

ローンを組む場合でも、頭金を用意しなければならないことが多く、最初の負担が大きくなりがちです。

その点、中古車リースでは頭金が不要で、月額料金だけで車に乗れるのが大きなメリットです。

プランによっては自動車税や車検費用まで含まれているため、追加費用の心配も少なくなります。

まとまったお金を用意するのが難しい人や、家計への負担をなるべく軽くしたい人にとって適しているといえるでしょう。

決まった期間だけ乗りたい人

「出張期間中だけ車が必要」「一時的に通院で車を使う」といった、限定的なニーズに応えるのが中古車リースです。

数ヶ月単位から契約できるサービスもあるため、長期間の縛りが不要な方に最適です。

レンタカーでも短期利用は可能ですが、数週間以上借りると料金が割高になりやすく、日常的な利用には適しません。

中古車リースなら毎月定額で利用でき、長めの期間でも費用が安定しているのが強みです。

必要な時期だけ効率的に車を持ちたい人には、リースの柔軟さが大きな魅力となるでしょう。

セカンドカーや趣味の車が欲しい人

「家族が増えたので2台目の車が欲しい」「子ども用の練習車が必要」といった場合にも、中古車リースは役立ちます。

新たに購入すると車両代金だけでなく維持費も倍増しますが、リースなら月額料金に多くの費用が含まれるため、負担を抑えてもう1台を持つことが可能です。

通勤用と買い物用、仕事用と趣味用など、用途ごとに車を分けるのも良いでしょう。

中古車なら車種やグレードも幅広く選べるため、セカンドカーを気軽に導入できる点は大きなメリットです。

なるべく早く車が欲しい人

車を購入する場合、ディーラーでの商談やローン手続き、納車までの待ち時間など、多くのステップを踏む必要があります。

特に新車だと、納車までに数ヶ月かかることも珍しくありません。

一方、中古車リースは在庫から選んで契約する仕組みのため、申し込みから納車までがスピーディーです。

複数の販売店を回る必要もなく、カーリース会社が幅広い車種を取り揃えているため、スムーズに利用できます。

「とにかく早く車が必要」という人には、中古車リースが最適な手段となるでしょう。

中古車リースがおすすめでない人の特徴

中古車リースは便利な仕組みですが、すべての人に適しているわけではありません。

通勤距離が長い方や頻繁に旅行に出かける方は、走行距離制限を超えて追加料金が発生しやすいため、購入の方が結果的に得になる場合があります。

また、車を自分好みに改造したい人や、将来的に資産として所有したい人にもリースは不向きです。

購入や維持に必要な資金を十分に用意できる人であれば、自由度の高い購入を選んだほうが満足度が高いでしょう。

中古車リースで後悔しないためのポイント

中古車リースは手軽に始められる一方で、契約内容をよく理解しないまま利用すると想定外の費用や制約に悩まされることがあります。

中古車リースで後悔しないためのポイントを紹介します。

審査に通過する必要がある

中古車リースを利用するには、ローンと同様に審査を受ける必要があります。

安定した収入や勤務先、既存の借入状況などがチェックされ、返済能力が不十分だと審査落ちになることもあります。

過去に金融事故や滞納歴がある場合も不利になるため、事前に信用情報を把握しておくと安心です。

月々の支払い以外の費用も踏まえる

リースは定額払いが基本ですが、事故や故障が発生した場合の修理費は契約者負担となるケースが多いです。

メンテナンス込みのプランや任意保険付きの契約なら、一定範囲の修理費をカバーできます。

月額料金だけに注目せず、想定外の費用が発生したときに備えておくことが大切です。

契約期間や走行距離制限など、契約条件を事前に確認する

中古車リースで後悔しないためには、契約内容を細かく確認することが欠かせません。

走行距離の上限や契約期間、中途解約時の違約金、残価精算の方式などは特に重要です。

加えて、任意保険の補償範囲やメンテナンス費用の有無、返却時の原状回復費用などもチェックしておきましょう。

契約前に条件を整理することで、安心して利用できます。

中古車リースではなく自社ローンも選択肢の1つ!

中古車リースに不安を感じる方や審査に通らない方は、自社ローンを利用して購入するのも選択肢の一つです。

自社ローンは販売店が独自に審査を行うため、信販会社のローンが難しい人でも契約できる可能性があります。

ただし、金利はかからないものの手数料が加算される場合が多く、総支払額は割高になる傾向です。

コストを理解したうえで選べば、マイカーを確実に手に入れる有力な手段となるでしょう。

スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査通過率が70〜80%と通りやすいのが特徴です。

さらに、頭金や保証人も不要で、中古車リースの審査に落ちた方でも安心して申し込むことができます。

自社ローンで車の購入を検討している方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。

まとめ

中古車リースは初期費用を抑えて気軽に車を利用できる一方で、走行距離制限や原状回復義務、残価精算などのデメリットも存在します。

契約内容をよく理解せずに利用すると、予想外の費用が発生して後悔することもあるでしょう。

利用を検討する際は、月額料金以外の費用や契約条件をしっかり確認することが大切です。

もし不安が残る場合は、自社ローンといった他の選択肢も比較し、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

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