車を持ちたい大学生の間で注目されているのが「カーリース」です。

頭金なしで新車に乗れるうえ、税金やメンテナンス費も月額料金に含まれているため、初めて車を持つ人にも人気のサービスです。

しかし、「大学生でも審査に通るの？」「名義はどうなるの？」といった不安を感じる方も多いでしょう。

この記事では、大学生がカーリースを利用できる条件や審査のポイント、メリット・注意点を詳しく解説します。

カーリースは大学生でも利用できる？

カーリースは、初期費用を抑えて車に乗れる便利なサービスですが、大学生でも利用できるのでしょうか。

ここでは、大学生がカーリースを利用できるのか、その条件やポイントを分かりやすく解説します。

カーリースは学生でも利用できる！

カーリースは、運営会社が定める申し込み条件を満たしていれば、大学生でも申し込みは可能です。

大学生であるかどうかは直接の制限にはならず、社会人と同じように審査を受け、基準をクリアすれば契約できます。

ただし、誰でも自由に利用できるわけではなく、サービスによっては年齢制限や支払い能力の確認が厳格に定められている場合があります。

審査の結果、収入が安定していないと判断された場合は、契約者本人では利用できず、家族を連帯保証人として付けることを条件に契約できるケースもあります。

利用できるかどうかはリース会社によって対応が異なるため、事前に条件を確認しておくことが重要です。

大学生がカーリースを利用できる条件

大学生でもカーリースを契約できるかどうかは、年齢と支払い能力を中心に判断されます。

多くのリース会社では18〜20歳以上を対象としており、大学生でも成人していれば申し込み可能です。

ただし、年齢をクリアしても安心はできません。

カーリース審査では「継続して支払えるか」が重視されるため、安定した収入がない大学生は審査に通りにくい傾向があります。

アルバイト収入がある場合でも、月ごとの収入変動が大きいと審査に通らないこともあるでしょう。

また、一部のサービスでは大学生向けの特別プランも用意されているため、自身の状況に合った会社を選ぶことも大切です。

カーリースで大学生が審査される内容

大学生がカーリースを申し込む際には、主に以下の内容が審査されます。

• 収入の安定性
• 信用情報
• 資産
• 借り入れ状況
• 年齢
• 保証人の有無

それぞれ詳しく解説します。

収入の安定性

カーリースの審査では、まず「安定した収入があるか」が重要視されます。

一般的な目安として年収200万円前後が基準となります。

学生の場合はそこまでの収入に達していないことが多く、基準を満たせないことも少なくありません。

ただし、この数字はあくまでひとつの目安です。

年収が基準に届かないからといって必ず落ちるわけではありません。

アルバイト収入が安定しているか、家族のサポートがあるかなど、複数の要素を踏まえて判断されるため、総合力で審査が行われます。

信用情報

信用情報とは、これまでのローン返済やクレジットカード利用履歴、支払遅延の有無などをまとめた記録のことです。

カーリースでは、リース会社が信用情報機関に照会し、契約者が支払いを継続できるかどうかを判断します。

過去に延滞や債務整理といった金融事故がある場合、「支払いリスクが高い」と判断され、審査通過が難しくなります。

大学生でも携帯料金の未払いなどが信用情報に影響するため、契約前に日常の支払い管理をしっかり行うことが重要です。

資産

銀行預金、株式などの投資、土地や住宅などの不動産といった保有資産は、審査の補強材料として扱われることがあります。

資産額が多いほど「いざという時に返済できる」と判断され、審査で有利に働く可能性があります。

ただし、資産が少ないからといって即座に否決されるわけではありません。

収入や信用情報と合わせて総合的に評価されるため、あくまでプラス材料のひとつと考えると良いでしょう。

借り入れ状況

現在抱えている借入額も、審査で重要なチェックポイントです。

教育ローン、クレジットカードのリボ払い、スマホの分割払いなど、返済中の契約が多いと「返済負担が大きい」と判断されることがあります。

特に「返済負担率（年収に対する返済額の割合）」が高いと審査通過が難しくなります。

カーリースでは、返済負担率が30〜35％程度までであれば問題ないとされることが一般的です。

大学生は収入が少ない分、少額の借入でも返済比率が高くなるため、より慎重に判断される傾向があります。

年齢

カーリースは18歳から申込みが可能ですが、年齢だけで判断されるわけではありません。

10代後半〜20代前半は社会人であっても勤続年数が短く、継続的な支払い能力が不十分と見なされる場合があります。

大学生の場合はさらに不安定な収入が多いため、単独契約では難しく、保証人を求められるケースが一般的です。

年齢が若いほど、審査は厳しくなりやすいことを理解しておきましょう。

保証人の有無

大学生がカーリースを契約する際、連帯保証人の存在が審査で大きな役割を果たします。

保証人は契約者と同等の責任を負い、支払いが滞った場合には代わりに返済義務が発生します。

このため、保証人には安定収入のある親や兄弟などが選ばれることが多いです。

リース会社によっては保証人の有無が契約可否を左右する場合もあるため、申し込み前に家族と相談しておくことが重要です。

カーリースを大学生が利用する4つのメリット

カーリースは、初めて車を持つ大学生の間でも年々利用者が増えています。

購入と違い、初期費用をほとんど必要とせず、維持にかかる費用も月額にまとめられるため、負担が小さい点が大きな魅力です。

ここでは、大学生がカーリースを利用するメリットを紹介します。

月々定額でわかりやすい支払い

カーリースの大きな強みは、毎月支払う金額が一定で予算管理がしやすい点にあります。

リース料金には、自動車税や重量税、自賠責保険料、車検費用、さらにはメンテナンス費用まで含まれているプランが一般的です。

そのため、急な出費が発生しにくくなっています。

車を購入する場合は、車両本体代に加えて諸費用がかかり、大学生にとって大きな負担となりがちです。

しかし、カーリースなら初期費用を大幅に抑えつつ車を利用できます。

「車検で十万円単位の費用が必要になる」といった心配がなく、毎月の支払いさえ管理すれば安心してカーライフを楽しめる点は、大学生にとって大きなメリットといえるでしょう。

自分の車として所有できる

カーリースは、車を購入せずに「所有している感覚」で利用できる点が魅力です。

契約中はリース会社の車を借りる形になりますが、日常生活では自分の車と同じように自由に使用できます。

カーシェアやレンタカーのように利用時間を気にしたり、返却を急ぐ必要がありません。

そのため、大学の通学やアルバイト、サークル活動など幅広いシーンで活躍します。

数年間同じ車を使えるため、愛着を持って乗りたい大学生にも向いています。

長期的に「マイカーとして扱える」点は、車のある学生生活を送りたい人にとって大きなメリットです。

面倒な手続きを省ける

車を購入する際は、購入手続きや保険加入、車検の手配、名義登録など数多くの工程が必要ですが、カーリースはこれらの手間を大幅に減らせます。

多くのリース会社はオンラインで申込みが完結し、店舗へ出向く必要がありません。

授業やアルバイトの合間を縫って時間を確保する必要もなく、好きなタイミングで申し込みが可能です。

帰省中に家族と相談しながら契約手続きを進められるという点も学生にとって使いやすいポイントです。

面倒な作業が苦手な方でも、気軽に車を持つことができるサービスといえるでしょう。

学生の期間だけ利用したい人にもぴったり

カーリースは契約期間を柔軟に選べるサービスも多く、1年単位や数カ月単位で契約できるプランも存在します。

そのため「大学在学中だけ車が必要」「卒業後は引っ越すから車はいらない」という学生でも、必要な期間だけ利用することが可能です。

大学の立地や生活スタイルによっては、短期間だけ車が必要になる人も多く、カーリースなら無駄な期間を抱えずに済みます。

卒業後も車が必要なら契約を延長でき、不要になったタイミングで返却すれば良いため、ライフスタイルの変化が大きい学生にとって便利なサービスでしょう。

カーリースを大学生が利用する際の4つの注意点

大学生でも手軽に新車へ乗れるカーリースですが、契約前に押さえておきたいポイントがあります。

ここでは、学生が安心してカーリースを利用するために知っておくべき注意点を詳しく解説します。

取り扱い車種は会社によって異なる

カーリースはサービス会社ごとに選べる車種や取り扱いグレードが大きく異なります。

大学生の利用では、できるだけ負担を抑えて契約したいと考える方も多いため、どの車種が選べるかは非常に重要です。

特に月額料金を抑えたい場合は、軽自動車や比較的手頃な中古車リースが選択肢に入りやすく、審査面でも通りやすい傾向があります。

一方、人気の高い新車のコンパクトカーや普通車は車両本体価格が高くなる分、リース料金も上がり、学生が契約するにはハードルが高くなるケースがあります。

契約前には、自分の予算に合う車を扱っているかをしっかり確認し、無理のない料金設定の会社を選ぶことが大切です。

途中解約ができない

カーリースを利用する際に注意したいのが「契約期間中の解約が基本的に認められない」という点です。

たとえ大学の卒業や引っ越し、車が不要になるなどの理由であっても、原則として契約満了前の解約は不可となっています。

やむを得ない事情で解約が認められた場合でも、残りの契約期間のリース料や違約金をまとめて支払わなければならないことがあり、結果として大きな負担になる可能性があります。

短期間だけ利用したい学生は、1年や半年など短期契約できるプランを選ぶことでリスクを抑えられます。

ライフスタイルの変化が多い学生だからこそ、契約期間は慎重に検討する必要があります。

原状回復義務がある

カーリースでは、契約満了時に車を返却する際、「借りたときに近い状態へ戻す」原状回復義務が発生します。

通常使用による経年劣化は問題にならないものの、明らかに目立つ傷や大きな凹み、タバコ臭やペットによる汚れなどは追加費用の対象となることがあります。

車を雑に扱ってしまうと返却時に高額な修理費を請求される可能性があるため、日頃から丁寧に取り扱いましょう。

具体的には、車内で飲食を控える、喫煙しない、定期的に清掃する、ペットの同乗を避けるなど、普段の使い方を意識することが大切です。

リース会社によっては20歳未満は申し込みできない

カーリースは「18歳以上で免許を持っていれば申し込める」と紹介されることがありますが、実際には会社によって年齢制限が異なります。

特に20歳未満の学生は、そもそも申込み不可だったり、保護者の同意書や連帯保証人を必須とされるなど、条件が厳しくなることが多いです。

もし未成年で契約したい場合は、保護者と相談しながら申し込みを進めると安心です。

未成年でも契約できるカーリースもあるため、年齢に合わせて柔軟に選ぶことがポイントになります。

カーリースで大学生におすすめの車種

大学生がカーリースを利用する際は、審査に通りやすく月額を抑えられる軽自動車が最も現実的な選択肢です。

中でも、手頃な価格と高い燃費性能を兼ね備えた「ダイハツ ミライース」は、費用を最優先したい学生に人気があります。

また、室内空間の広さや使い勝手を求めるなら、スライドドアで乗り降りしやすい「ホンダ N-BOX」が便利です。

また、デザイン性やアウトドアでの走行性能を重視するなら「スズキ ハスラー」、よりタフなスタイルを求める学生には「ダイハツ タフト」がよいでしょう。

いずれも維持費が安く、学生生活にフィットしやすい点が魅力です。

カーリースの審査に不安がある方は自社ローンという選択肢も！

カーリースの審査に不安がある大学生には、自社ローンを利用するという方法もあります。

自社ローンは、信販会社を通さず販売店が独自に審査を行うため、収入が少ない学生や信用情報に自信がない人でも柔軟に対応してもらえるケースが多いのが特徴です。

頭金や保証人が不要で審査に申し込める場合もあるので、カーリースの審査で落ちてしまった方にもおすすめです。

審査基準が店舗ごとに異なるため、事前に相談してみると安心です。

スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査通過率が70〜80%と通りやすいのが特徴です。

さらに、頭金や保証人も不要で、カーリースの審査に落ちた方でも安心して申し込むことができます。

自社ローンで車の購入を検討している方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。

まとめ

カーリースは大学生でも利用できる便利なサービスで、初めて車を持つ方にもハードルが低いのが魅力です。

月額料金に税金やメンテナンス費が含まれるため、支払い管理がしやすく、在学中のみ車を使いたい場合にも柔軟に対応できます。

ただし、途中解約ができないことや原状回復義務など、注意点を理解することも重要です。

もし審査に不安がある場合は、自社ローンという選択肢もあります。

自分に合った方法を選び、安心してカーライフを楽しみましょう。