2025年12月24日
カーリースを利用している人の多くが気になるのが、「返却時に追加費用はかかるのか」という点です。
リース車は借り物であるため、傷や汚れ、走行距離オーバーなどがあると、返却時に費用が発生するケースがあります。
また、中途解約や事故による修理、残価との差額精算など、想定外の負担が発生することも珍しくありません。
本記事では、カーリース返却時に費用が必要になる具体的なケースをはじめ、傷の修理費用の相場、返却以外の選択肢、そして費用を抑えるためのポイントまで解説します。
これからカーリースを始める方や利用中で返却が近い方は、ぜひ参考にしてください。
目次
カーリースを返却する時に費用が必要なケースは、以下のとおりです。
カーリースの返却時に追加費用が発生しやすい代表的な要因が「原状回復」です。
原状回復とは、契約時と比べて車の状態が大きく変わっていないかを確認し、必要に応じて修理や清掃を行うことを指します。
日常使用による自然な劣化は問題にならないこともあります。
しかし、損傷の程度や内容によっては費用負担を求められるため、どのような状態が対象になるのかを把握しておくことが重要です。
特に、以下のようなケースでは原状回復が必要と判断されやすいため、注意が必要です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
カーリース車は返却時にボディに傷やへこみがある場合は、原状回復費用を請求される可能性があります。
日常使用による細かな線傷や洗車傷などは、通常使用の範囲内として問題にならないケースもあります。
しかし、ドアのへこみや塗装が剥がれるような損傷は修理対象と判断されやすい点に注意が必要です。
また、多くのリース会社では「規定内の傷・経年劣化」は原状回復の対象外とされています。
基準は会社ごとに異なるため、契約書など事前に確認してきましょう。
車内の状態も返却時の重要なチェック項目です。
シートのシミ・飲み物のこぼれ跡・タバコのヤニ汚れ・ペットの毛・強い臭いなどが残っている場合、通常使用を超える汚損と判断されます。
その結果、クリーニング費用や内装補修費を請求されることがあります。
特に消臭作業やシート交換が必要になるレベルの汚れは、数万円単位の費用につながるケースも珍しくありません。
日常的に車内清掃を行い、返却前には簡易クリーニングをしておくだけでも、不要な出費を防ぎやすくなります。
カーリースでは、車両はあくまでリース会社の所有物となるため、原則として自由なカスタマイズは認められていません。
エアロパーツの装着や内装の加工などを行った場合、そのまま返却すると原状回復費用を請求される可能性が高くなります。
ただし、取り外しが可能なパーツで「契約時の状態に戻せる」場合は、返却前に元に戻すことで追加費用が発生しないケースもあります。
一方で、穴あけ加工や塗装変更など、車体そのものに手を加えてしまった場合は、高額な修理費用を求められることもあります。
カスタムを検討している場合は、必ず契約条件を事前に確認しておきましょう。
多くのカーリース契約では、契約期間中に走行できる距離に上限が設定されています。
月間〇km、または契約期間全体で〇万kmといった形で制限されており、上限を超過すると返却時に追加費用が発生します。
走行距離の超過分については、「超過距離 × 1kmあたりの単価」で計算されるのが一般的です。
単価は数円程度の場合もあれば、条件によっては数十円になることもあり、長期間の超過があると負担が大きくなりやすい点に注意が必要です。
通勤や長距離移動が多い方は、契約時に走行距離に余裕を持たせるなど、計画的な利用を心がけることで追加費用を防ぎやすくなります。
カーリースは、車両本体価格や諸費用を契約期間全体で分割し、月額料金として支払う仕組みのサービスです。
そのため、契約期間の途中で利用をやめることを前提としておらず、原則として中途解約が認められていないケースがほとんどです。
それでも、転勤や家族構成の変化、収入状況の悪化など、やむを得ない事情により契約を途中で終了せざるを得ない場合があります。
このようなケースでは、残りの契約期間分のリース料を一括で請求されたり、別途違約金や解約手数料が発生したりすることがあります。
契約内容によっては、残価や事務手数料なども含めて精算されるため、想定以上に大きな負担になる可能性も否定できません。
中途解約の条件や精算方法はリース会社ごとに異なるため、契約前に必ず確認しておくことが重要です。
リース車を使用中に事故を起こし、車両の修理が必要になった場合も、返却時や事故発生時に追加費用が発生する可能性があります。
事故が起きた際は、まず警察への連絡や保険会社への報告を行い、その後リース会社へ状況を伝えるのが一般的な流れです。
修理をどこで行うのか、修理費用をどのように負担するのかは契約内容によって異なります。
しかし、多くの場合、修理費用は利用者の自己負担となります。
また、点検や消耗品交換、修理費用まで含まれている「メンテナンスリース」を利用している場合は、一定範囲の修理について自己負担が発生しないケースもあります。
カーリース契約では、契約満了時点での車両価値をあらかじめ想定し、「残価」として設定しています。
この残価をもとに月額料金が算出されるため、契約開始時には将来の中古車相場や車の状態を予測する形になります。
しかし、実際の市場価格や車両状態は予測どおりに推移するとは限りません。
走行距離が多い場合や、外装・内装の状態が悪い場合、市場相場が下落している場合などには、返却時の査定額が設定された残価を下回ることがあります。
このような場合、オープンエンド方式の契約では、想定されていた残価との差額分を利用者が支払う必要があります。
返却時の費用負担を抑えたい場合は、残価精算の有無や契約方式を事前に確認しておくことが大切です。
カーリースを返却する際、車体に付いた傷や凹みの状態によっては修理費用が発生します。
| 修理箇所 | 傷の場合(10cm×10cm程度) | へこみの場合 |
| ドアミラー | 2,000〜5,000円 | 30,000円以上(交換) |
| バンパー | 7,000〜40,000円 | 30,000円〜200,000円以上 |
| ドア | 30,000〜60,000円 | 30,000円〜150,000円以上 |
| フェンダー | 30,000〜60,000円 | 20,000円〜50,000円以上 |
| ボンネット | 30,000〜50,000円 | 30,000円〜100,000円以上 |
| ルーフ | 35,000〜50,000円 | 30,000円〜100,000円以上 |
特に、すり傷と凹みでは修理方法が異なります。
凹みを伴う場合は板金や部品交換が必要となるため、費用が高額になりやすい点に注意が必要です。
また、カーリースではリース会社が指定する修理工場での対応が原則となるケースが多く、相場よりも高くなる可能性があります。返却時のトラブルを避けるためにも、事前におおよその費用感を把握しておきましょう。
カーリースの契約が終了する際、必ずしも車を返却するだけが選択肢ではありません。
利用状況や今後のカーライフの考え方によっては、返却以外の方法を選ぶことで費用負担を抑えられたり、より自分に合った形で車を使い続けられる場合もあります。
ここでは、カーリース終了時に検討できる4つの選択肢について、それぞれの特徴を解説します。
乗り換えは、これまで使用していたリース車を返却し、新たに別の車を選んで改めてリース契約を結ぶ方法です。
契約期間に合わせて車を切り替えられるため、常に新しいモデルや気になる車種に乗れる点が特徴です。
頭金が不要なケースが多く、税金や諸費用も月額料金に含まれるため、まとまった初期費用をかけずに新しい車へ移行できます。
一方で、新しい契約となるため再度審査が必要になり、審査結果によっては希望する車を選べない可能性がある点には注意が必要です。
再リースは、現在リースしている車をそのまま使い続けたい場合に選ばれる方法です。
契約満了後に同じ車で新たなリース契約を結び、利用期間を延長します。
乗り慣れた車に引き続き乗れるため、車の操作や使用感に不安がなく、月額料金のみで利用を継続できる点が特徴です。
ただし、再リースでは中古車としてあらためて残価が設定され、新車時よりも条件が変わることがあります。
また、再リース後も所有権はリース会社にあるため、最終的には返却が必要になる点を理解しておく必要があります。
リース車をそのまま自分の車にしたい場合は、契約満了時に買い取るという選択肢もあります。
リース会社が定めた残価を支払うことで、車の所有権を契約者へ移す方法です。
買い取った後は走行距離制限や原状回復を気にする必要がなく、自由に車を使えるようになります。
ただし、残価の支払いに加えて名義変更などの手続きや諸費用が発生するため、総額では中古車購入より高くなるケースもあります。
事前に費用を比較して判断することが大切です。
カーリースのなかには、契約満了後に車をそのまま譲り受けられる「もらえるプラン」を用意している場合があります。
もらえるプランでは、契約終了時に残価を支払う必要がなく、追加費用なしで車が自分のものになります。
オプション費用は契約期間中の月額料金に上乗せされるため、満了時に大きな出費が発生しにくい点が特徴です。
また、最終的に車をもらう前提のため、原状回復や走行距離制限を過度に気にせず利用できる点も魅力といえます。
ただし、原則として契約時に申込みが必要で、途中から選択できないケースが多い点には注意が必要です。
カーリースは使い方次第で、返却時の追加費用をほとんどかけずに契約を終えることも可能です。
ここでは、カーリースをできるだけ費用負担なく返却するために意識しておきたいポイントを解説します。
返却時の原状回復費用を防ぐうえで、最も基本となるのが日頃の清掃とメンテナンスです。
車内外の汚れは、付着してすぐであれば簡単に落とせるものでも、放置してしまうことでシミや劣化として残ってしまうケースが少なくありません。
特にシートの汚れや飲み物のこぼれ跡、内装のベタつきなどは、時間が経つほど修復が難しくなります。
こまめな洗車や車内清掃を習慣化しておくことで、返却時に「通常使用の範囲内」と判断されやすく、追加費用を請求されるリスクを下げることにつながります。
また、点検やオイル交換などの基本的なメンテナンスを怠らないことも、車両評価を下げないためには重要なポイントです。
カーリースでは、契約期間中に走行できる距離に上限が設定されているのが一般的です。
日常的な買い物や通勤程度であれば問題になることは少ないものの、長距離ドライブや頻繁な遠出が続くと、気付かないうちに走行距離制限を超えてしまう可能性があります。
走行距離が長めなライフスタイルなのであれば、契約時点で走行距離に余裕のあるプランを選ぶことが重要です。
また、月ごとの走行距離を定期的に確認することも大切です。
想定よりペースが早いと感じた場合には、公共交通機関を併用するなど使い方を調整することで、超過料金の発生を防ぎやすくなります。
カーリースの契約方式の一つに「クローズドエンド方式」があります。
この方式では、契約者に残価が公開されず、契約満了時に車の査定額が想定を下回っても、その差額を支払う必要がありません。
返却時の残価精算が発生しないため、費用面の不安を抑えやすい点が特徴です。
一方で、この方式では契約満了後に残価を支払って車を買い取ることができず、返却または再リースのいずれかを選ぶ形になります。
また、残価リスクをリース会社が負担する分、月額料金がやや高めに設定される傾向がある点も理解しておく必要があります。
返却時の精算リスクを避けたい方に向いている契約方式といえるでしょう。
カーリースには、クローズドエンド方式のほかに「オープンエンド方式」という契約形態もあります。
オープンエンド方式では残価が契約時に明示され、返却時の査定額がその残価を下回った場合、差額を精算する必要があります。
月額料金が比較的安く設定されやすい一方で、返却時に費用が発生する可能性がある点が特徴です。
どちらの方式が向いているかは、返却時のリスクをどこまで許容できるかによって異なります。
返却時の追加請求を避けたい場合は、契約方式の違いをしっかり理解したうえで選択することが重要です。
カーリースを利用する際は、残価精算や原状回復費、走行距離超過料金についての説明を受ける機会があります。
これらを「難しいから」と流してしまうと、後から想定外の請求に戸惑うことになりかねません。
契約内容を正しく理解し、疑問点はその場で確認しておくことで、車の使い方に対する意識も自然と高まります。
結果として、走行距離や車の扱いに注意を払うようになり、返却時の費用発生リスクを抑えやすくなります。
カーリースで損をしないためには、契約時から返却を見据えた意識を持つことが大切です。
カーリースは月額料金が分かりやすい反面、返却時に原状回復費用や走行距離超過、残価精算などの追加負担が発生する可能性があります。
こうしたリスクを避けたい方には、自社ローンでの車購入も一つの選択肢です。
自社ローンは販売店が独自に分割払いを行う仕組みで、信販会社を通さないため審査のハードルが比較的低い点が特徴です。
購入扱いとなるため返却義務がなく、走行距離制限や原状回復を気にせず車を使えるのもメリットです。
返却時の費用が不安な方は、リース以外の方法として検討してみるとよいでしょう。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査通過率が70〜80%と通りやすいのが特徴です。
さらに、頭金や保証人も不要で安心して申し込むことができます。
カーリースの審査が不安な方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。
カーリースは手軽に車に乗れる反面、返却時には原状回復費用や走行距離超過、残価精算などの追加費用が発生する可能性があります。
こうした負担を避けるためには、日頃の清掃やメンテナンス、走行距離の管理、契約方式の理解が欠かせません。
また、返却以外にも乗り換えや再リース、買取、もらえるプランといった選択肢があります。
返却時の費用が不安な方は、自社ローンでの購入も含め、自分のカーライフに合った方法を検討することが大切です。