2025年9月25日

カーリースで車がもらえるって本当?仕組みやメリット・デメリット、注意点などを解説!

カーリース もらえる

カーリースといえば「契約期間が終わったら車を返却するもの」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

しかし近年では、契約満了後にそのまま車を自分のものにできる“もらえるカーリース”というサービスも登場しています。

聞き慣れない仕組みだけに「本当に車がもらえるの?」「通常のリースと何が違うの?」と気になる方も多いはずです。

本記事では、もらえるカーリースの仕組みやメリット・デメリット、利用に向いている人の特徴、さらに契約前に確認しておきたい注意点まで解説します。

カーリースで車がもらえるって本当?

カーリースは契約満了後に車を自分のものにできると言われていますが、その仕組みや実態は一般的なリース契約とは異なります。

ここでは、契約終了後に本当に車が「もらえる」のか、具体的な仕組みとポイントを解説します。

契約満了後に車をもらえるケースもある

通常のカーリースでは、契約終了時に車を返却するのが前提です。

リース会社が車の残価(契約満了時の想定価値)を見積もり、利用者はその差額分をリース料金として支払う仕組みだからです。

しかし「もらえるカーリース」の場合、車両価格の全額を契約期間中に支払う仕組みとなっており、契約終了時点で追加費用なしに車がもらえます。

つまり、返却する代わりに所有権が利用者に移るのです。

もらえるカーリースの仕組み

一般的なカーリースとの最も大きな違いは残価設定の有無です。

通常のカーリースでは、契約終了時に返却する前提で残価を設定し、その金額を差し引いた分だけを月額料金として支払います。

月々の負担は軽くなりますが、返却義務や原状回復義務、走行距離の制限といった条件が課されます。

一方、「もらえるカーリース」は残価を設定せず、車両本体価格の全額をリース期間に分割して支払う方式です。

そのため月々の支払いは高めになりますが、返却不要で契約満了後は完全に自分の所有物にできます。

所有権が移ることで、走行距離を気にせず自由に使えたり、カスタマイズを楽しめたりと、マイカー購入に近い感覚で利用できるのが大きな特徴です。

もらえるカーリースを利用するメリット

もらえるカーリースは、通常のリースにはない自由度の高さが魅力です。

ここでは、もらえるカーリースの利用者にとって大きな3つのメリットを詳しく見ていきましょう。

原状回復義務が発生しない

通常のカーリース契約では、契約満了時に車を返却する際、傷やへこみ、汚れなどがあると修繕費を負担する必要があります。

これは「原状回復義務」と呼ばれるもので、返却時に予想外の費用が発生する原因となり得ます。

しかし、もらえるカーリースでは契約満了後に車が自分の所有物となるため、返却自体が不要です。

つまり、利用中についた細かな傷や、オーディオ・カーナビなどの追加装備について修繕や取り外しを求められることもありません。

自分の生活スタイルに合わせて自由に使えることが、大きな安心につながるでしょう。

走行距離を気にする必要がない

多くのカーリースでは、残価を維持するために「月間1,000〜1,500kmまで」といった走行距離制限が設けられています。

制限を超えてしまうと追加料金が発生するケースもあり、長距離移動が多い人には大きな負担になりがちです。

これに対し、もらえるカーリースは返却を前提としていないため走行距離の制約がありません。

出張や旅行で長距離を走ることが多い人でも、走行距離を気にせずに利用できるのが大きなメリットです。

気兼ねなくドライブを楽しみたい方にとっては、ストレスフリーに車を使えるプランといえるでしょう。

カスタムが自由にできる

一般的なカーリースでは、所有権がリース会社にあるため車のカスタマイズは禁止されており、個性を出すことが難しくなります。

仮に許可される場合でも、返却時には必ず元の状態に戻す「原状回復」が求められます。

しかし、もらえるカーリースなら契約終了後に自分の所有物になるため、原状回復の必要がなく、自由にカスタマイズを楽しめます。

エアロパーツの取り付けやホイール交換、内装のアレンジなど、所有感を持って車を扱えるのは大きな魅力です。

車に愛着を持ち、自分だけの1台に仕上げたい方に適したプランといえるでしょう。

もらえるカーリースを利用するデメリット

もらえるカーリースにはメリットがある一方で、見逃せないデメリットも存在します。

ここでは主なデメリットを3つ解説します。

総支払額が高くなる傾向にある

一般的なカーリースは、契約終了後に車を返却する前提で残価設定を行い、車両価格からその残価を差し引いた金額を分割して支払います。

そのため月額料金を抑えつつ、総支払額も低くなるのが特徴です。

もらえるカーリースは残価を差し引かず、車両価格全額を支払う契約となるので、通常プランより支払総額が高くなるのは避けられません。

7年以上の長期契約となることが多いため、月額料金そのものは大きく感じにくいです。

しかし、総支払額で見れば負担が大きくなる点を理解しておく必要があります。

所有した後のことを考える

もらえるカーリースは「最終的に車が自分のものになるなら得だ」と感じる方も多いかもしれません。

しかし、長期契約を経て車を受け取った後の管理や処分をどうするかも大切なポイントです。

もらえるカーリースの多くは7年以上、場合によっては10年以上の契約となり、契約満了時には車の年式も古くなっています。

実際、日本の平均車齢は9年程度とされており、10年以上のリースであれば一般的な買い替え時期を超えてから車を受け取ることになります。

長期利用で愛着はわく一方、車検や維持費の負担、売却や廃車といった処分の手間は想定しておきましょう。

契約前に「もらった後にどう扱うのか」を現実的に考えておくことが重要です。

故障するリスクもある

契約期間が長くなるほど避けられないのが故障リスクです。

最新の車は性能が高く耐久性も向上していますが、年数が経過すれば部品の摩耗や劣化は避けられません。

特にタイミングベルトやブレーキパッド、バッテリーなどの消耗品は一定の走行距離や年数ごとに交換が必要です。

もらえるカーリースでは契約満了まで同じ車に乗り続けるため、こうした故障リスクに直面する可能性が高くなります。

メンテナンス込みのプランであれば一定の修理費用はカバーされますが、すべての故障が対象となるわけではありません。

長期契約を検討する際は、故障リスクを見越して維持費を試算しておくことが安心につながります。

もらえるカーリースがおすすめな人の特徴

もらえるカーリースは以下のような人におすすめのプランです。

  • マイカーを所有したい人
  • 毎月定額で車に乗りたい人
  • メンテナンスなどまとめて任せたい人
  • 初期費用をできるだけ抑えたい人

ここでは、おすすめな人の特徴をそれぞれ詳しく解説します。

マイカーを所有したい人

将来的に自分の車を持ちたいと考えている人にとって、もらえるカーリースが適しています。

もらえるカーリースでは、返却に伴う手間や残価精算もなく、自分の所有車として使い続けられるのが大きな魅力です。

長期的に同じ車に愛着を持って乗りたい人、いずれは自分の車にしたいと考えている人に向いています。

毎月定額で車に乗りたい人

家計管理を重視する人にとっても、もらえるカーリースがおすすめです。

車を所有すると、税金や車検、突発的な修理費などで支出が増えることが少なくありません。

しかし、もらえるカーリースでは、これらの費用をあらかじめ月額料金に組み込めるプランが多く、支払いが一定で安定します。

予算を組みやすく、急な出費に悩まされることが少ないため、毎月のコストを平準化したい人や計画的に家計を管理したい人によいでしょう。

メンテナンスなどまとめて任せたい人

車の維持管理に手間をかけたくない人にも適しているのが、もらえるカーリースの特徴です。

多くのプランにはメンテナンスサービスが組み込まれており、点検や消耗品の交換、車検といった煩雑な作業をリース会社に任せられます。

専門スタッフによる整備が行われるため、安全面でも安心できます。

車に詳しくない人や、仕事が忙しく管理に時間を割けない人にとっては、車を任せられる安心感が大きなメリットとなるでしょう。

初期費用をできるだけ抑えたい人

車の購入時には、車両本体価格のほか、登録費用や税金、保険料など多額の初期費用が発生します。

まとまった資金を用意するのが難しい場合、もらえるカーリースは非常におすすめです。

このプランでは、登録費用や税金などの諸費用の一部がリース料金に組み込まれているため、大きな出費を避けつつ車を利用できます。

資金を別の用途に充てたい人や、初めて車を持つ人で費用を抑えたい人にとって、負担を軽減できる魅力的なプランといえるでしょう。

もらえるカーリースの5つの注意点

もらえるカーリースは、利用にあたっては注意しておきたい点もあります。

ここでは契約前に確認すべき以下の5つのポイントを解説します。

  • 契約前に総額を確認する
  • 名義変更の費用について確認しておく
  • 長期契約になりがち
  • 乗りたい車を契約できるか確認しておく
  • 原則中途解約ができない

それぞれ詳しくみていきましょう。

契約前に総額を確認する

先述の通り、通常のカーリースでは契約終了時の残価を差し引いてリース料金を計算するため、総額は比較的抑えられます。

しかし、もらえるカーリースは残価を設定せず、車両本体価格をすべて分割して支払うため、総支払額は高くなるのが一般的です。

とはいえ、契約満了後には車が自分の資産になるため、費用とメリットを天秤にかける必要があります。

契約前には月額料金だけでなく、最終的に支払う合計金額を必ず確認しておきましょう。

名義変更の費用について確認しておく

もらえるプランでは、契約終了後に名義がリース会社から利用者へ移るため、名義変更の手続きが必要ですが、この際は印鑑証明書や登録手数料などの諸費用が発生します。

さらに、住所変更やナンバープレートの再交付が必要な場合は、追加費用がかかるケースもあります。

普通車では環境性能割が課税される場合もあり、軽自動車とは条件が異なります。

意外と見落とされやすい費用なので、事前にどの程度の負担になるか確認しておくことが大切です。

長期契約になりがち

もらえるカーリースは、契約満了後に車を取得する仕組みのため、7〜10年といった長期契約が前提となる場合がほとんどです。

そのため、転勤や引っ越し、家庭の事情などでライフスタイルが大きく変わる人にとっては負担になる可能性があります。

契約満了まで乗り続ける前提での仕組みなので、「数年後には車を乗り換えたい」と考えている方には不向きです。

長期契約を結んで問題がないかどうか、生活設計を踏まえて検討しましょう。

乗りたい車を契約できるか確認しておく

すべての車種が「もらえるカーリース」の対象となっているわけではありません。

リース会社によっては、対象車種が限定されていたり、高級車や一部の輸入車はプラン外となることもあります。

反対に、国産車の多くを対象としているケースもありますが、希望する車が含まれているかは必ず確認が必要です。

「欲しい車が対象外だった」とならないように、リース会社の取り扱い車種を事前にチェックすることが重要です。

原則中途解約ができない

カーリースは契約時に設定した総額をリース期間で割って料金を算出しているため、途中で解約することは原則認められていません。

万が一中途解約する場合には、高額な違約金を負担しなければならないことがあります。

これは「もらえるカーリース」に限らず、通常のカーリースでも同じです。

事故などでやむを得ず解約が必要になる事態に備え、違約金をカバーできる保険や補償制度の有無もチェックしておくと安心です。

車を購入するなら自社ローンも検討しよう!

もらえるカーリースに魅力を感じても「審査に通らなかったらどうしよう」と不安に思う方もいるでしょう。

そのような場合には、中古車販売店が独自に提供している「自社ローン」も選択肢の1つです。

自社ローンは、過去の信用情報に不安がある方でも審査に通りやすく、一般的な銀行ローンよりも柔軟に対応してもらえるケースが多いです。

購入すれば走行距離やカスタマイズの制限もなく、マイカーとして自由に使える点も大きなメリットになります。

スリークロス滋賀店の自社ローン は、審査通過率が70〜80%と高く、多くの利用者に選ばれています。

頭金なし・保証人なしでの契約も可能で、最大84回払いにも対応しているため、月々の負担を抑えながら車を手に入れられます。

自分の車として自由に使いたい方は、スリークロス滋賀店の自社ローンを一度検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

カーリースには契約満了後に車をもらえるプランがあり、原状回復や走行距離制限を気にせず自由に利用できます。

一方で、長期契約や総支払額が高くなるなどの注意点もあります。

契約前には総額や条件を確認し、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。

本記事を参考に、後悔のないカーリース選びに役立ててください。

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