2025年8月29日

カーリースはデメリットだらけ?理由や利用する際のポイントを解説!

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近年、頭金なしで新車に乗れることや月額定額制のわかりやすさから、カーリースを利用する人が増えています。

しかし一方で、「カーリースはデメリットだらけ」という声も少なくありません。

カーリースにはメリットだけではなくデメリットがあるのも事実です。

そこで本記事では、カーリースがデメリットだらけと言われる理由を解説し、利用時に押さえるべきポイントや審査に落ちた場合の対処法まで紹介します。

これからカーリースを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

カーリースがデメリットだらけと言われる9つの理由

カーリースは月額料金が明確で頭金不要といった魅力がある一方で、購入と比べるとデメリットに感じる点も多く存在します。

特に契約期間中の自由度の低さや料金体系の複雑さは「デメリットだらけ」と言われる要因です。

ここでは、カーリースがデメリットだらけと言われる9つの理由を紹介します。

  • 購入するよりも割高になる
  • 走行距離の制限がある
  • 原則途中解約ができない
  • 所有権はリース会社にある
  • 自由にカスタマイズできない
  • ボーナス払いが高額に設定される場合がある
  • 残価精算が必要な場合がある
  • 契約するプランによってはメンテナンス費や任意保険が含まれていない
  • リース会社によっては車種が限られる

それぞれ詳しく解説します。

購入するよりも割高になる

カーリースは購入に比べて支払い総額が高くなることが少なくありません。

カーローンの場合は車両本体価格と利息を分割して返済します。

しかし、カーリースでは残価を差し引いた本体価格に加え、税金や保険料、手数料を含めて月額が決められます。

そのため、支払いが一定で管理しやすい反面、総額では購入よりも高くつく可能性があります。

一括購入が最もコストを抑えられますが、金利や契約条件によってはカーローンとカーリースの差が小さい場合もあり、ケースごとの比較が欠かせません。

走行距離の制限がある

カーリース契約の多くには年間走行距離の上限が設定されています。

制限を超えると追加料金が発生するため、長距離移動が多い人には負担となるでしょう。

ただし、この距離制限は車の価値を下げにくくする役割もあります。

走行距離が短ければ残価を高めに設定でき、その分月額料金が安くなる仕組みがあるからです。

つまり「距離をあまり走らない人」にとってはむしろメリットになることもあり、自分の利用スタイル次第で印象が変わるポイントといえます。

原則途中解約ができない

カーリースは契約期間を前提に料金が組まれているため、原則途中解約はできません。

やむを得ず解約する場合でも、残りのリース料を一括で支払う必要があり、多額の費用が発生します。

契約時には「数年間は確実に車を使う」と考えていても、転居やライフスタイルの変化で不要になることは珍しくありません。

こうした柔軟性のなさから「カーリースはやめた方がいい」と感じる人が出てくるのです。

将来の変化も見据えたうえで契約する必要があります。

所有権はリース会社にある

カーリース車両の名義はリース会社にあり、契約者はあくまで使用者という立場です。

そのため契約満了時には返却が前提となり、気に入ったからといってそのまま自分の車にすることは基本的にできません。

利用していく中で愛着がわいた場合や、長く同じ車に乗りたい人にとっては大きな不満につながります。

「借り物である以上は最終的に返す必要がある」ことを理解していないと、所有欲のある人には向かない仕組みだと言えるでしょう。

自由にカスタマイズできない

カーリースの車は返却が前提のため、原状回復が難しい改造やカスタマイズは行えません。

たとえばエアロパーツの装着や内装の変更といった作業は、返却時に違約金の対象となる可能性があります。

ホイール交換のように元に戻せる範囲なら許容されることもありますが、自分好みに車を仕上げたい人には大きな制約です。

車を所有しているにもかかわらず自由に楽しめないことから、カスタマイズを重視する人にとっては「避けた方がよい」と言われる要因の一つです。

ボーナス払いが高額に設定される場合がある

カーリースは基本的に月額定額制ですが、会社によってはボーナス払いを組み込むケースがあります。

この場合、通常月の負担は軽くなる一方で、ボーナス月に高額な支払いが発生するため、資金計画に大きな影響を与えます。

特に「ボーナスが減額される」「支給がなくなる」といったリスクには対応できません。

契約後は変更できないことが多いため、将来の収入状況も見越して無理のないプランを選ぶことが欠かせません。

残価精算が必要な場合がある

カーリースは契約時に「予定残価」が設定され、その金額を基準に月額料金が算出されます。

しかし、返却時の車両価値が想定より下がっていると、その差額を利用者が負担しなければならないことがあります。

小さな傷や過走行が原因で思わぬ精算を求められるケースもあるため注意が必要です。

このリスクを避けたい場合は、残価精算のない契約を選ぶか、事前に条件をよく確認して納得してから契約するのが賢明です。

契約するプランによってはメンテナンス費や任意保険が含まれていない

「車検やメンテ込み」といった広告を見てお得に思えても、実際には消耗品の交換費用や任意保険が含まれていないプランも少なくありません。

結果として追加費用がかかり、月額料金が想定以上になることもあります。

また、リース会社が指定する工場でしか整備を受けられない場合もあり、普段利用している整備工場を使えないのはデメリットと感じる人もいます。

契約前に「何が料金に含まれているのか」を詳細に確認することが重要です。

リース会社によっては車種が限られる

カーリースは返却後に再販することを前提としているため、市場で需要が高い車種やグレードに限定されることが多いです。

自由に選べると思っていても、実際には希望の車種やカラーが扱われていないことも珍しくありません。

もちろん幅広いラインナップを提供する会社もありますが、選択肢の狭さがデメリットとなることは確かです。

どうしても乗りたい車がある場合は、事前に対応しているか確認してから契約する必要があります。

カーリースが向いている人とは?

ここまでカーリースのデメリットや「やめた方が良い」と言われる理由を詳しく見てきましたが、それはあくまで利用する人の状況によって感じ方が変わるものです。

確かに制約はあるものの、条件次第ではむしろメリットを最大限に活かせる場合もあります。

具体的には、以下のような人にカーリースは向いているといえます。

  • 初期費用を抑えて車に乗りたい人
  • 毎月の支払いを一定額にしたい人
  • 車の所有にこだわらない人
  • 走行距離が短く、カスタマイズに興味がない人

カーリースは頭金なしで利用できるため、まとまった資金を用意できない人でもすぐに車を持てるのが魅力です。

また、月額料金に税金や車検費用が含まれているため、急な出費がなく家計管理もしやすいでしょう。

さらに「所有すること」にこだわらない人にとっては、返却前提でも大きな問題にはなりません。

特に通学や買い物など日常利用が中心で、走行距離も短い学生や若い社会人にはメリットが大きい選択肢といえます。

カーリースを利用する際のポイント

カーリースを利用する際は、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • 修理は自己負担で対応する
  • 信頼できる業者を選ぶ
  • サービスの条件を確認する
  • 審査に通るとは限らない

ここでは、各ポイントを詳しく解説します。

修理は自己負担で対応する

カーリースにはメンテナンス費用込みのプランもありますが、対象となるのはオイル交換やタイヤ、バッテリーといった消耗品や通常の故障に限られます。

交通事故で生じた修理費用は基本的に自己負担となるため注意が必要です。

補償を充実させたい場合は、任意保険の加入が欠かせません。

車両保険や全損時の違約金をカバーできる特約付きプランを選べば、突発的な事故でも安心です。

契約と合わせて、必ず保険の内容を比較検討しておきましょう。

信頼できる業者を選ぶ

カーリースを選ぶ際には、料金やサービスの安さだけに注目してはいけません。

料金に含まれる内容が不透明な会社や、問い合わせへの対応が遅い会社では、いざというときにトラブルに発展します。

優良な業者は、料金内訳を明確に提示し、契約期間の柔軟さやメンテナンス対応、違約金や原状回復条件をしっかり説明してくれます。

担当者の対応が丁寧かどうかも大きな判断材料です。総合的に信頼できるかどうかを見極めて契約しましょう。

サービスの条件を確認する

カーリース契約では、走行距離や契約期間、中途解約時の違約金、残価精算方式など、細かい条件が将来の費用に直結します。

たとえば距離制限を超えると追加料金が発生し、解約時には残リース料を一括請求される場合もあります。

さらに、任意保険の内容やメンテナンス範囲、返却時の追加費用がどうなるのかも重要です。

契約前に必ずチェックリストを作成し、自分に合った条件かを確認することで、思わぬ出費やトラブルを防ぐことができます。

審査に通るとは限らない

カーリースを利用する際には、必ず審査を受ける必要があります。

過去の返済遅延や多重債務がある場合には不安を感じる人も多いでしょう。

ただし、カーリースは車を所有させるのではなく貸し出す仕組みのため、銀行系ローンよりも審査基準が柔軟とされています。

実際にカーローンでは否決されたものの、カーリースでは契約できたという例も少なくありません。

収入が安定していれば利用できる可能性は高いため、審査を過度に心配せずに挑戦してみる価値があります。

カーリースの審査に落ちた際の対処法

カーリースはカーローンよりも審査基準が柔軟といわれていますが、それでも必ず通るとは限りません。

収入や信用情報、契約条件などによっては審査に落ちてしまうケースもあります。

しかし、対策を取ることで再審査に通る可能性を高めることができます。

ここでは、審査に落ちたときに試すべき具体的な方法を紹介します。

頭金や保証人を用意する

カーリースの魅力は頭金が不要で気軽に始められる点です。

ただし、頭金を支払うことで審査対象となる金額を減らし、リスクを軽減できる場合があります。

借入額が抑えられる分、返済能力を証明しやすくなるのです。

また、連帯保証人を立てるのも有効な方法です。

安定した収入があり、金融トラブルのない親族が保証人になれば、信頼性が高まり再審査で承認されやすくなります。

保証人を頼みにくい場合でも、リース会社によっては保証会社を利用できる場合があるため、選択肢の1つとして検討してみましょう。

車種やグレードを変更する

審査に落ちる理由の1つに「収入に比べて月額リース料が高すぎる」ことがあります。

その場合は、車種やグレードを下げて契約を見直すのが効果的です。

グレードを一段落とすだけで数万円から数十万円も総額が変わることは珍しくなく、月額料金も手頃になります。

また、カーナビやETCなどのオプションは後から取り付けられるものも多いため、初回契約時には付けずに申し込むのも選択肢の一つです。

必要に応じて後で自分で購入・設置することで、初期費用や月額を抑えられ、審査にも通りやすくなるでしょう。

他に借り入れがある場合は返済しておく

住宅ローンやカードローン、キャッシングなどの借入れがある場合、それらの返済が審査時に大きく影響します。

審査では「返済負担率」と呼ばれる年間返済額と収入の割合が重要視されるため、既存の借入れを減らせば負担率を下げることができます。

可能な範囲で繰上げ返済や完済をしておけば、返済能力の改善がアピールでき、再審査で有利になる可能性が高まります。

小さな借入れでも積み重なると審査に響くため、契約前にできるだけ整理しておくことが望ましいでしょう。

自社ローンを利用する

カーリースの審査にどうしても通らない場合には、「自社ローン」を検討するのも1つの方法です。

自社ローンは信販会社を介さず、販売店が独自に審査を行います。

過去の信用情報に不安があっても現在の収入状況や返済意欲を重視して判断されるのが大きな特徴です。

そのため、一般的なカーローンに比べて審査のハードルが下がりやすいといえます。

ただし、通常のローンのように金利は発生しませんが、その代わりに手数料が上乗せされるケースがあります。

結果として総支払額が高くなる可能性もあるため、契約内容をよく確認したうえで利用することが大切です。

スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査通過率が70〜80%と非常に通りやすいです。

また、豊富な在庫から理想の1台を選べるため、予算に応じた車両を見つけられます。

自社ローンで車の購入を検討している方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。

まとめ

カーリースは初期費用が不要で定額制という魅力がある一方、走行距離の制限や途中解約不可などのデメリットも存在します。

ただし、出費を安定させたい人や所有にこだわらない人には適したサービスといえるでしょう。

カーリースを利用するには審査があり、通過しなければ契約できないので、落ちてしまった場合には自社ローンを検討するのも1つの方法です。

自分の状況に合った手段を選び、素敵なカーライフを過ごしてください。

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