カーリースを検討している方の中には、「車庫証明は本当に必要なのか」「手続きの流れがよく分からない」と疑問や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。

結論として、カーリースであっても基本的には車庫証明の取得が求められます。

本記事では、カーリース利用時に車庫証明が必要となる理由から、申請の準備、手続きの進め方まで詳しく解説します。

車庫証明取得の流れや注意点を理解し、スムーズにカーリース契約を進められるようになるでしょう。

カーリースでも車庫証明は必要？

カーリースを利用する際にも、基本的には自家用車と同じように車庫証明が必要です。

車庫の位置や保管条件を満たしているかを確認する手続きで、契約前に準備しておくとスムーズです。

以降で詳しく解説します。

車庫証明とは

車庫証明とは、自動車を保管するためのスペースを確保していることを警察署に証明する手続きです。

正式名称は「自動車保管場所証明書」で、車の登録や名義変更の際に求められます。

自宅から2キロ以内にある保管場所であること、道路からスムーズに出入りできる構造であることなど、一定の条件を満たす必要があります。

申請には保管場所の所在図や配置図、使用承諾書などの書類が必要で、審査には数日から1週間ほどかかるのが一般的です。

新車購入時だけでなく、車の乗り換えや名義変更の際にも求められる重要な手続きです。

カーリースでも車庫証明が求められる

カーリースは車を借りる契約ですが、自家用車として使用する点は通常の購入と変わりません。

そのため、ナンバー登録時には車庫証明の提出が必要です。

リース会社が手続きを代行することもありますが、保管場所の確保や使用承諾書の取得など、利用者が準備すべき書類もあります。

特に集合住宅に住んでいる場合は駐車場管理会社から承諾書をもらう必要があるため、早めの確認が重要です。

軽自動車の場合は地域によって不要な自治体もありますが、普通車はほぼ必須と考えて準備しておくと安心です。

カーリースの車庫証明を取得するために必要な準備

車庫証明の申請には、必要書類の準備や駐車場の使用承諾の確認が欠かせません。

スムーズに手続きを進めるためにも、事前準備を丁寧に進めておきましょう。

車庫証明に必要な書類

車庫証明を申請する際には、以下の4点を用意します。

• 自動車保管場所証明申請書
• 保管場所の所在図・配置図
• 保管場所使用承諾証明書または自認書
• 使用者の住所確認書類

自宅の駐車スペースを使用する場合は自認書で対応できますが、月極駐車場の場合は管理会社や大家の承諾書が必須となります。

カーリースでも必要書類の内容は変わらないため、記載漏れや押印不足がないよう事前にチェックしておきましょう。

車庫証明に必要な費用

車庫証明取得には、申請手数料や標章代などの費用がかかります。

費用は自治体によって若干異なりますが、申請手数料は2,000〜3,000円程度、標章代は500〜600円程度が一般的です。

なお、月極駐車場の管理会社から承諾書をもらう際に、別途手数料が必要なケースもあります。

また、リース会社へ申請代行を依頼する場合は数千〜1万円ほどの代行費用が発生する可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

地域によっては追加の書類が求められることもあるため、余裕を持って準備しておくと安心です。

車庫証明を申請する窓口

車庫証明の申請は、保管場所を管轄する警察署の交通課で行います。

書類を提出し、審査の後に証明書や標章を受け取る流れです。

警察署は平日のみ受付としている場合が多いため、事前に受付時間を確認し、スケジュールを調整しておく必要があります。

一部ではオンライン申請も導入されていますが、全国的にはまだ限られていますので、事前確認がおすすめです。

車庫証明を取得する5つの手順

車庫証明の取得は、以下の流れで進みます。

• 駐車場を確保し、使用承諾を確認する
• 必要書類を準備する
• 警察署で申請する
• 実地調査を受ける場合がある
• 証明書・標章を受け取る

手順を把握しておくことで納車までの段取りが立てやすくなり、契約後の流れがスムーズになります。

それぞれ1つずつ解説します。

①駐車場を確保し、使用承諾を確認する

まず、車を置く駐車場を確保することが最初のステップです。

車庫証明は「車を置く適切な場所がある」ことを証明するため、使用権を明確に示せなければ申請が受理されません。

自宅駐車場であれば自認書で対応できますが、月極駐車場では管理会社が発行する使用承諾証明書が必要となります。

承諾が得られない場合は申請できないため、早めの確認が大切です。

駐車スペースのサイズや出入口の確保など、保管場所として問題がないかも併せて確認しておきましょう。

②必要書類を準備する

必要書類を事前に揃えておくことで、車庫証明の申請をスムーズに進められます。

書類の不備があると受理されず、手続きに時間がかかるため、早めの準備が大切です。

書類は警察署の窓口だけでなく、自治体の公式サイトからダウンロードできることが多いため、自宅でも確認しながら落ち着いて準備を進められるでしょう。

③警察署で車庫証明の申請をする

必要書類がそろったら、保管場所を管轄する警察署で申請手続きを行います。

受付で書類を提出し、手数料を支払うことで申請が受理されます。

書類不備があると再提出となるため、提出前のチェックは念入りに行うことが大切です。

証明書や標章の受け取りまでには地域にもよりますが3〜7日ほどかかるので、納車に影響が出ないよう、早めの申請を心がけましょう。

④警察官が車庫を調査する

申請後、地域によっては警察官による現地確認が行われます。

実際に駐車スペースが申請内容と一致しているか、車両サイズに適しているか、出入りに問題がないかといった点が確認されます。

調査に立ち会う必要はないケースがほとんどですが、事前に駐車場の状態を整えておくと安心です。

調査で問題がなければ、証明書発行へ進みます。

⑤車庫証明の標章・関連書類を受け取る

審査が完了すると、警察署で車庫証明書と標章を受け取ります。

標章は車の保管場所を示す重要な書類のため、大切に保管しましょう。

受け取りの際は、申請控えや本人確認書類が必要になる場合があります。

また、リース会社へ提出が必要なこともあるため、リース契約書の内容もあわせて確認しておくとスムーズです。

車庫証明を取得するスケジュールとタイミング

車庫証明を取得する際は、事前にゆとりを持って進めることが大切です。

書類の準備から警察署での交付まで、一般的に1〜2週間ほどかかります。

特に月極駐車場を利用する場合は、管理会社から「使用承諾書」を発行してもらう必要があり、その分追加で日数がかかるケースもあります。

カーリースでは車庫証明の準備状況が納車日の確定に影響するので、駐車場の確保や必要書類の確認、リース会社との調整は早めに着手することが重要です。

初めて車庫証明を取得する方は、納車予定日の2〜3週間前から動き始めると安心して手続きを進められます。

車庫証明における駐車場の条件・注意点

車庫証明を申請するには、駐車する場所が一定の基準を満たしている必要があります。

車両のサイズや利用可能なスペースの有無、出入りのしやすさなどが基準に合っていないと、申請が受理されないこともあります。

ここでは、車庫証明に必要な駐車場の条件や注意点を詳しく紹介します。

車の保管場所の条件

保管場所として認められるためには、次の条件をクリアしている必要があります。

• 車両の全長・全幅・全高が収まるスペースがある
• 道路から安全に出入りできる構造である
• 使用者が継続的に利用できる場所である

車両の全長・全幅・全高がしっかり収まるスペースがあり、道路から安全かつスムーズに出入りできる構造であることが求められます。

一見広く見えても、入口が狭くて車を出し入れしづらい場合や、他の契約者の通行を妨げるレイアウトの場合は注意が必要です。

自宅から極端に離れた駐車場は実際の保管場所として認められない可能性があるため、事前の確認は欠かせません。

特にマンションやアパートの立体駐車場を利用する場合は、車高制限や重量制限が設けられていることもあるため、契約前に寸法や規格をしっかりチェックしましょう。

これらの条件を満たしているかを早めに確認しておくことで、車庫証明の申請がよりスムーズに進み、納車スケジュールにもゆとりを持って対応できます。

月極・賃貸駐車場は保管場所使用承諾証明書が必要

月極駐車場や賃貸物件の駐車場を車庫として使う場合、「保管場所使用承諾証明書」が申請時に必須です。

この書類がないと手続きを進められないため、早めに準備しておくことが重要です。

書類は駐車場の管理者が、車庫として利用することを認めたことを証明するものです。

発行まで数日かかる場合もあるため、リース契約前に依頼しておくと手続きが滞りません。

また、管理会社によっては発行手数料が必要なケースもあるため、駐車場選びの段階で承諾書の発行可否や費用について確認しておきましょう。

カーリースにおける車庫証明のQ&A

軽自動車の扱いや手続きの代行サービスなど、カーリースの車庫証明でよくある疑問にお答えします。

それぞれ確認しておき、不明点を解消しておきましょう。

Q1.軽自動車でも車庫証明が必要ですか？

地域によっては、軽自動車でも車庫証明の提出が求められます。

申請時には「保管場所届出書」「所在図・配置図」「使用者の住所確認書類」などの書類が必要です。

東京都・大阪府といった都市部では、軽自動車でも届け出が義務化されています。

一方で届出が不要の地域もあるため、カーリースで軽自動車を契約する場合も、納車前に管轄の警察署で手続きの有無を確認しておきましょう。

Q2.車庫証明の申請を代行してくれるような方法はあるの？

車庫証明は自分で申請しますが、代行してくれる方法もあります。

リース会社が対応している場合もあれば、行政書士に依頼することも可能です。

行政書士に依頼すれば、書類作成から申請・受領まで一括で任せられるため、忙しい方や初めての手続きで不安がある方に便利です。

ただし、代行の可否や費用は事業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

カーリースの審査が通らない場合は自社ローンがおすすめ

カーリースは便利なサービスですが、過去の支払い遅延や信用情報の問題などで審査に通らないケースもあります。

そのような場合には、自社ローンを検討してみるとよいでしょう。

自社ローンとは、販売店が自社の判断で分割払いを提供する仕組みのことで、銀行や信販会社を通さずに車を購入できる支払い方法です。

正式にはローンではなく「自社割賦」と呼ばれるケースもあり、金融機関の審査ではなく店舗独自の基準で審査が行われます。

過去にクレジットカードの延滞があったり、信用情報に不安がある場合でも利用しやすいことが特徴です。

車両価格に利益を上乗せして販売する仕組みが一般的なため、金利がかからない代わりに総額がやや高くなることがあります。

とはいえ、初期費用を抑えながら車を取得できるため、カーリースの審査に落ちてしまった人や、早急に車が必要な人にとって頼れる選択肢として広く利用されています。

なかでもスリークロス滋賀店の自社ローンでは、審査通過率が70～80％と利用しやすくなっています。

カーリースの審査に不安がある方は、まずはお気軽にスリークロス滋賀店で仮審査を申し込み、自社ローンを選択肢のひとつとして検討しましょう。

まとめ

今回は、カーリースにおける車庫証明のポイントを解説しました。

カーリースでも車庫証明は必須で、必要書類を揃えて駐車場が条件を満たしていなければ申請は通りません。

月極駐車場を利用する場合は、管理会社から承諾書を取得する必要があり、発行に数日かかることもあります。

手続きは警察署で行い、リース会社や行政書士に代行を依頼することも可能です。

早めに駐車場を確保して書類を準備することで、納車までの流れをスムーズに進められるでしょう。

もしもカーリースの審査に落ちてしまった方は、自社ローンがおすすめです。

スリークロス滋賀店では審査通過率が70～80％と高く、審査に通りやすいのでお気軽に仮審査お申込みフォームからお申込みください。