2025年9月25日
            カーリースは便利なサービスですが、多くのプランには走行距離の制限が設けられています。
そのため「長距離運転が多い場合でも契約できるのか」「走行距離無制限のカーリースはあるのか」と気になる方も多いでしょう。
実際に無制限プランを扱う会社も存在しますが、利用には料金や契約条件に注意が必要です。
本記事では、走行距離無制限のカーリースの仕組みやメリット・デメリット、向いている人の特徴、利用する際の注意点まで詳しく解説します。
カーリースの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
カーリースは基本的に走行距離の上限が設定されていますが、走行距離が無制限の会社やプランはあるのでしょうか。
ここでは、走行距離無制限のカーリースがあるのか、そしてカーリースで走行距離制限がある理由などを解説します。
一部のカーリース会社では、走行距離に制限を設けない特別なプランを用意しています。
例えば、契約期間を7年以上として制限がなくなるプランや、契約満了まで同じ車を乗り続けることで制限が外れる仕組みがあります。
さらに残価設定を行わず、契約終了時に車が利用者の所有となるプランもあり、この場合は距離を気にせず走行可能です。
ただし、満了前に返却する場合は条件が適用されるケースもあるため、契約内容をしっかり確認する必要があります。
カーリースに走行距離制限があるのは、車両の価値を維持するためです。
リース契約では返却後の車の残価をもとに月額料金を算出しますが、走行距離が増えると残価は下がります。
そのため、制限を設けなければ適切な料金設定ができなくなるのです。
一般的に月間1,000〜1,500kmが目安とされますが、実際には契約全体の総走行距離で判断されるケースも多く、多少の月間超過なら問題ない場合もあります。
こうした仕組みを理解したうえで、自分の利用スタイルに合った契約を選ぶことが大切です。
走行距離が無制限のカーリースには、以下のようなメリットがあります。
ここでは、各メリットを解説します。
走行距離に制限があると「あと何キロまで大丈夫か」と常に意識してしまい、自由に車を使えないと感じる人も多いでしょう。
しかし、無制限プランであれば日常の通勤や買い物はもちろん、週末のアウトドアや長距離旅行なども気兼ねなく楽しめます。
余計な不安を抱かずに車を使えることで、カーライフの快適さが格段に向上するでしょう。
移動の自由度を大切にする方には、大きな魅力といえます。
カーリースの多くは契約終了後に車を返却するのが基本で、その際には走行距離制限や原状回復が求められます。
しかし、車がもらえるプランを選べば返却を前提としないので、走行距離制限が設定されないケースもあります。
これにより「距離を走りすぎて返却時に追加費用がかかるのでは」といった心配がなくなるでしょう。
また、長年乗ってきた車に愛着がある方にとっては、最後に自分の所有物として手元に残ることも大きな魅力です。
通常のカーリースでは返却時に原状回復が必要となるため、自由にカスタムすることはできません。
しかし、契約終了後に車を譲り受けられる無制限プランであれば、返却の義務がないため、エアロパーツの取り付けやオーディオ機器の追加、内装のアレンジなど、自分のライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
ただし、会社ごとにルールが異なり、カスタム内容に制限が設けられている場合もあるので、必ず事前にカスタムの可否を確認しましょう。
走行距離が無制限のカーリースには、以下のようなデメリットもあります。
ここでは、各デメリットを詳しく解説します。
走行距離が無制限のカーリースは自由度が高い反面、契約期間が長期に設定されることが多いのが特徴です。
多くの場合、7年以上といった長期契約が前提となるので、数年ごとに新しい車に乗り換えたい方や、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に車を替えたい方には、不向きだといえるでしょう。
また、契約途中での解約は原則認められず、万が一途中で車が不要になった場合でも違約金が発生するリスクがあります。
将来的な事業計画や生活設計を考慮し、長期間同じ車を利用しても問題ないかを慎重に判断しましょう。
走行距離が無制限のカーリースは、月額料金が高くなる点も注意が必要です。
通常のカーリースでは契約終了時に見込まれる残存価格(残価)を差し引いて月額を計算するため、費用を抑えやすくなります。
一方、無制限プランでは残価をゼロとして扱うケースが多く、月額料金が割高になります。
例えば、車両価格300万円を7年間(84カ月)で契約した場合、残価60万円を設定すれば月額約2万8,600円で済みますが、残価ゼロでは約3万5,700円となり、その差は7,000円以上です。
利便性がある反面、コスト負担が大きいことを理解して契約する必要があります。
走行距離無制限のカーリースでは、距離を気にせず使えるため、長距離運転が多い人や事業利用を考える人には大きなメリットがあります。
ここでは、実際にどのような人に向いているのかを解説します。
営業や配送などで日常的に車を使用する個人事業主やフリーランスにとって、走行距離制限がないカーリースは非常に使いやすい仕組みです。
月にどれだけ走っても追加料金の心配がないため、急な出張や顧客訪問にも柔軟に対応できます。
また、カーリースであれば初期費用を大幅に抑えられるうえ、毎月のリース料金を経費に計上できるため資金繰りが安定しやすいのもメリットです。
距離制限のあるプランでは出張や遠方移動が続いた際に費用がかさみますが、無制限ならそうした不安を解消しつつ安心して車を業務利用できるでしょう。
長距離ドライブや頻繁な出張が多い方には、走行距離無制限のカーリースが向いています。
旅行や出張では、予定外にルートが延びたり観光スポットを追加したりすることもあり、走行距離がすぐに増えてしまうものです。
通常のカーリースでは制限を超えると追加料金が発生しますが、無制限プランならそうした心配は不要です。
また、出張先で道に迷ったり、移動が深夜や早朝に及んだりしても、距離を気にせず自分のペースで運転できます。
アウトドアを楽しむ方にとってもメリットで、山や海といった遠方まで気軽に車を走らせることが可能になるでしょう。
走行距離無制限のカーリースの中には、契約終了後に車を返却せず自分のものにできるプランもあります。
こうした仕組みでは、走行距離に関わらず返却を前提としていないため、距離制限を設ける必要がありません。
購入のように初期費用を負担せず、毎月の定額支払いで最終的に車を手に入れられるのは大きな魅力といえるでしょう。
車を長く乗りたい人や、事業や生活の中で愛着を持って使い続けたい人には、車がもらえるプランのある走行距離無制限カーリースが適しています。
走行距離制限のないカーリースは、残価を設定せずに契約することが多いため、通常プランよりも月額料金が割高になる傾向があります。
例えば同じ車種でも、制限付きプランに比べると数千円から1万円以上高くなるケースも珍しくありません。
そのため、月々の固定費が増えても無制限の利便性を重視できる人に適しています。
長距離を走ることで発生する追加料金を考慮すると、結果的に費用面でお得になる可能性もあるので、あらかじめ支払い能力に余裕があるかどうかを確認することが重要です。
走行距離無制限の安心感を得るためには、高い月額料金を払える人が向いているといえるでしょう。
カーリースを選ぶ際には、自分の生活スタイルに合わせた走行距離をあらかじめ確認しておくことが大切です。
日常的にスーパーへの買い物や通勤、休日のドライブなどでどれくらい走るのかを把握するため、まずは3カ月ほど実際に走行距離を記録し、平均を割り出してみましょう。
車の利用頻度が低いにも関わらず無制限プランを選んでしまうと、通常プランよりも月額料金が割高になる可能性があります。
さらに、契約前には「走行距離の計測方法」や「上限を超えた場合の追加料金」についても必ず確認しておくことが大切です。
カーリース会社ごとに料金設定が異なり、超過料金が高額な場合もあります。
また、将来的に転職や家族構成の変化などで利用状況が変わるケースも考えられるでしょう。
ライフスタイルの変化に対応できる柔軟なプランを選んでおくと安心です。
走行距離を気にせず車を使えるのは大きな魅力ですが、いくつか注意点もあります。
特に契約条件や料金の仕組みは通常プランと異なり、長期契約や高額な月額費用を伴う場合が少なくありません。
ここでは、走行距離無制限プランを検討する際に押さえておきたい注意点を紹介します。
走行距離に制限を設けないリースは、多くの場合「残価をゼロ」として契約する仕組みです。
残価とは契約終了時点での車の価値を指しますが、無制限プランでは走行距離が読めず価値が大きく下がるため、残価設定が行えません。
その結果、車の全額を分割して支払う形となり、契約期間も長期に設定されることが一般的です。
最低でも7年以上の契約を条件とするケースが多く、転勤や家族構成の変化によって車が不要になっても中途解約は難しいでしょう。
無制限プランを提供するカーリース会社の多くは、短期間の利用には対応していません。
一般的に最低契約期間が7〜9年程度とされ、長く使い続けることを前提とした契約になっているので、ライフスタイルが変化しやすい人には注意が必要です。
例えば、数年以内に転居や転職、家族の事情で車が不要になる可能性がある場合、長期契約は負担につながりかねません。
契約を検討する際には今後の生活設計を踏まえ、本当にその期間車を使い続けられるのかを慎重に判断することが大切です。
走行距離無制限プランは、通常のリースより月額料金が高くなる傾向です。
一般的なカーリースでは「残価」を設定し、契約終了時に一定の価値が残る前提で月額料金を算出するので、残価を差し引いた分だけ支払えばよく、費用を抑えられます。
しかし、無制限プランでは残価をゼロに設定することが多く、結果として車両本体価格の全額を契約期間で割って支払う仕組みです。
そのため、同じ車種でも通常プランより月額費用が高くなるケースもあります。
「走行距離を気にせず自由に車を使いたい」という方にとって、カーリースの無制限プランは魅力的ですが、長期契約や高額な月額料金といった負担もあります。
そのため、別の方法として「自社ローンでの購入」も検討するのもよいでしょう。
自社ローンとは、中古車販売店が独自に提供する分割払い制度で、銀行ローンと異なり過去の信用情報に不安がある人でも利用しやすいのが特徴です。
購入すれば走行距離の制限はなく、自由にカスタマイズも可能です。
販売店の在庫車両であれば納車までの流れがスムーズで、すぐに車を手に入れられることもあります。
カーリースに迷った際には、一度自社ローンを利用してみると良いでしょう。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査通過率が70〜80%と通りやすいのが特徴です。
さらに、購入後は走行距離の制限を気にせず自由に車を使えるため、長距離運転が多い方やマイカーを思い切り楽しみたい方にも安心です。
初めての車購入で不安がある方や、資金面で悩んでいる方も、ぜひ一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。
カーリースは、走行距離や契約条件によって使い勝手が大きく変わるサービスです。
無制限プランを選べば距離を気にせず利用できますが、契約期間や月額料金の負担も伴います。
自分のライフスタイルや、事業内容に合ったものを選ぶことが大切です。
本記事を参考に、最適なカーリースプランや会社選びに役立ててください。