2025年10月29日
カーリースの車に乗るとき、「ナンバープレートはレンタカーと同じ『わ』ナンバーになるのでは?」と疑問に思う方も少なくありません。
本記事では、カーリース車両のナンバープレートに関する疑問を取り上げ、一般的なレンタカーとの違いやナンバーの仕組みをわかりやすく解説します。
さらに、自家用車と同じナンバーを持つメリットや、希望ナンバーを取得できるケースについても紹介します。
目次
まずは、カーリースの車のナンバーは「わ」ナンバーかどうかについて詳しく解説します。
カーリースは「借りて乗る」という点でレンタカーやカーシェアと似ているため、同じように「わ」ナンバーが付くのではと誤解されがちです。
しかし、実際にはリース車両に「わ」ナンバーが割り当てられることはありません。
レンタカーの場合は1台の車を不特定多数の利用者が順番に使うため、区別する目的で「わ」や「れ」といった専用のナンバーが付けられます。
一方、カーリースは契約者ごとに車両を用意し、その人が契約期間中は独占して使用します。
所有者の名義はリース会社となりますが、車検証の「使用者」欄には契約者本人の名前が記載され、車庫証明も契約者が取得する必要があります。
カーリースは個人利用が前提の仕組みであり、レンタカーのような「わ」ナンバーは使用されません。
カーリース車両に付けられるナンバープレートは、基本的に自家用車と同じ扱いになります。
さらに、自家用車と同様に希望ナンバー制度を利用することも可能です。
例えば、ゾロ目や誕生日といった好きな番号を選んだり、ご当地ナンバーや特別デザインの限定プレートを申請したりすることもできます。
また、法人が事業用にカーリースを利用する場合でも、通常の営業用車両と同じ形式のナンバープレートが交付されます。
カーリースは自家用車と同じ見た目で利用できるため、プライベートからビジネスシーンまで幅広く活用しやすいのが大きな特徴です。
車に必ず装着されているナンバープレートは、単なる識別番号ではなく、法律で装着が義務付けられた「車の身分証明書」のような存在です。
車の用途や種別、登録地域を明示し、行政手続きを正しく経ていることを証明する役割も持っています。
ここではナンバープレートの意味や読み方について解説します。
ナンバープレートには、車両ごとに固有の情報が記されています。
プレートには使用本拠地や車の種別、用途などが表されており、所有者や使用者を行政的に紐づける役割も担っています。
これにより「きちんと登録された車」であることがわかり、万が一犯罪や事故に関わった際も追跡・特定が可能です。
また、ナンバープレートは2枚1組で同一の番号が存在せず、唯一無二の識別番号として管理されています。
法律上も装着は必須であり、外して走行すれば道路交通法違反となります。
したがって、ナンバープレートは単なる数字ではなく、社会的な信頼や安全性を支える仕組みでもあるのです。
ナンバープレートには複数の情報が盛り込まれており、その配置や記号には明確な意味があります。
地名や分類番号、一連指定番号、ひらがなといった要素の組み合わせによって、車の種類や用途、登録地域を一目で判断できるようになっています。
ここからは、それぞれの要素を詳しくみていきましょう。
プレート左上に記されている地名は、その車の使用本拠地を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所の所在地を表しています。
従来は地域ごとに定められた名称のみでしたが、現在では「ご当地ナンバー」制度が導入され、従来の地域名に加えて新たに設定された地名を選ぶことも可能です。
たとえば千葉県船橋市の場合、通常は「習志野」ナンバーですが、ご当地制度を利用すれば「船橋」ナンバーを取得できます。
また、図柄入りナンバーを選べば地域の風景や観光資源をデザインとして取り入れられるため、地域振興の一環としても注目されています。
一連指定番号の上部に表示される1〜3桁の数字は「分類番号」と呼ばれ、自動車の種別や用途を示しています。
普通自動車や小型自動車、軽自動車、特殊用途車両などによって異なる番号が割り当てられます。
さらに貨物・乗用・乗合といった用途ごとに細かく区分されています。
たとえば、普通乗用車であれば「3」「300」など、小型乗用車なら「5」「500」などが一般的です。
登録数が増え番号を使い切った場合には、アルファベットを組み合わせて表示することもあります。
この分類番号を見るだけで、その車がどのような種類で利用されているのかを把握できる仕組みとなっています。
プレートの中央に大きく記されている1〜4桁の数字が「一連指定番号」です。
「・・・1」から「99-99」までの範囲で割り当てられ、利用者が希望して取得できるのはこの番号に限られます。
人気の「7777」や「1」などは抽選制になる場合もあります。
一連指定番号はナンバー全体の中でも最も目立つ部分であり、個人や法人がこだわりを反映しやすい箇所です。
車のアイデンティティを示す要素として、多くの人が希望番号制度を利用しています。
一連指定番号の左側に配置されているひらがなは、その車の用途を示す大切な区別ポイントです。
自家用車、事業用車、レンタカーなどによって割り当てられる文字が異なります。
たとえば自家用車には「あ」行や「さ」行などの文字が多く使われ、レンタカーには「わ」や「れ」が割り当てられます。
軽自動車と普通車でも使われる文字が異なるため、ナンバーを見ればその車の用途がすぐに分かる仕組みです。
カーリースの場合は自家用車扱いとなるため、特別な文字は使われず、一般的なひらがなが割り当てられる点が特徴です。
ここでは、カーリース車が自家用車ナンバーであることで得られる具体的なメリットについて解説します。
レンタカーやカーシェアは手軽に利用できる反面、「わ」や「れ」といったナンバーが付くため、一目で借り物だと分かってしまいます。
この点を気にする人も多く「運転に不慣れなのでは」と周囲に見られるのを避けたい方にとっては、心理的な負担になりがちです。
カーリースの場合はナンバープレートが通常の自家用車と同じ扱いになるため、借り物という印象を持たれる心配がありません。
見た目は完全にマイカーと変わらないので、プライベートでもビジネスシーンでも自然に利用できる点が安心材料となります。
カーリースは契約時に車種やグレード、ボディカラー、さらにはナビやエアロパーツといったオプションまで自由に選べます。
そのため、購入と同じように自分のライフスタイルに合った車を手に入れることが可能です。
契約期間中は自宅や駐車場で保管し、好きなときに乗れるため、所有している車と同じ感覚で日常生活に溶け込みます。
また、レンタカーのように返却時間を気にしたり、毎回の手続きに手間をかけたりする必要もなく、常に「自分の車」として使えるのが大きなメリットです。
もともとカーリースは法人利用が主流で、経理処理のしやすさや経費計上のしやすさから、営業車や社用車として多くの企業に導入されてきました。
毎月のリース料金をそのまま経費として処理できるため、資産管理や節税の観点でも優れています。
近年は個人向けのサービスも拡大しており、個人事業主でも同様に経費として計上できるケースがあります。
たとえば、月額料金にメンテナンス費用が含まれているプランを選べば、維持管理に関する出費も安定し、事業用として安心して利用できます。
このように、カーリースは法人だけでなく個人のビジネス用途にも適している点が大きな強みです。
カーリース契約をしても、自分の好きな数字や縁起の良い番号をナンバープレートに設定できる「希望ナンバー制度」を利用することが可能です。
ただし、すべてのリース会社が対応しているわけではなく、申請には手続きや費用が発生します。
ここでは、希望ナンバーを取得するためのポイントを紹介します。
カーリースで希望ナンバーを選ぶには、まずリース会社の承認が前提となります。
許可が出た場合は、利用者自身が「希望番号予約センター」やインターネットの「希望番号申込サービス」から希望番号を予約し、予約証を取得します。
その後、リース会社が発行する委任状や申請書類と一緒に運輸支局や軽自動車検査協会へ提出し、正式な交付を受ける流れです。
古いナンバープレートは返却が必要なため、忘れずに持参しましょう。
手続きには期限が設けられているため、事前にスケジュールを調整し余裕をもって準備しておくことが大切です。
希望ナンバーを取得する際には、地域ごとに設定されている変更手数料のほか、リース会社に支払う委任状発行料などがかかります。
普通車であれば約4,500円、小型車で3,500円前後、軽自動車では2,000円前後が相場です。
さらに、リース会社によっては事務手数料やオプション扱いで追加費用が発生する場合もあります。
合計すると1万円前後を見込んでおくと安心です。
なお、希望ナンバーを選んだからといって保険料が直接変動することは基本的にありません。
一部の会社では契約プランに影響が出ることもあるため、事前確認しましょう。
希望ナンバーはカーリースで必ず選べる制度ではなく、取り扱いに対応しているかどうかは会社次第です。
特に大手メーカー系のリース会社や、顧客サービスを重視している事業者では選べる体制が整っていることが多いです。
しかし、中小規模の会社では対応していない場合もあります。
希望ナンバーを取得したい場合は、契約前に必ず公式サイトや見積もり時に確認しておくことが重要です。
また、一度取得した希望ナンバーは契約後に変更できないため、縁起を担ぎたい数字や個人にとって特別な番号がある場合は、慎重に検討して決めましょう。
ここでは、カーリースのナンバープレートに関するよくある質問をいくつか紹介します。
カーリースでも、ご当地ナンバーや図柄入りナンバー、大阪・関西万博ナンバーなどを選ぶことが可能です。
地域の名産や観光資源をあしらったデザインは個性を出せるほか、期間限定プレートは記念性も高く人気があります。
さらに、取得時には寄付金を任意で納めることができ、地域活性化やイベントの支援につながる点も魅力です。
希望ナンバー制度を利用すれば、ゾロ目や語呂合わせの番号をカーリース車にもつけられます。
特に「777」や「888」など縁起の良い数字、「2525(ニコニコ)」「1122(いい夫婦)」といった語呂合わせは人気が高く、多くの地域で抽選対象となっています。
誕生日や記念日を選ぶ方も多く、自分だけの意味を込められるのも希望ナンバーの大きな魅力です。
カーリースでは基本的に一般ナンバーを利用できるため安心ですが、希望ナンバーやご当地ナンバーを取得する場合は手続きや費用が発生します。
その点、自社ローンで購入した場合は、購入車両となるためナンバーも自由に選びやすく、長期的に自分の車として利用できます。
過去に金融事故や延滞歴があっても審査が柔軟なため、マイカーを持ちたいけれどローン審査が不安という方にとっておすすめの購入方法となるでしょう。
スリークロス滋賀店の自社ローンでは、ローン審査通過率が70〜80%と通りやすいのが特徴です。
さらに、頭金や保証人も不要で、急に車が必要な方でも安心して申し込むことができます。
自社ローンで車の購入を検討している方は、一度スリークロス滋賀店にお問い合わせください。
本記事では、カーリース車両のナンバープレートや一般的なレンタカーとの違い、ナンバーの仕組みなどを解説しました。
カーリース車両のナンバープレートはレンタカーのような「わ」ナンバーではなく、自家用車と同じ一般ナンバーが付与されます。
そのためリース車と周囲に気付かれる心配がなく、マイカー感覚で利用できるのが大きな魅力です。
また希望ナンバーやご当地ナンバーも取得可能で、自分らしさを表現することもできます。
契約前に費用や条件を確認し、最適な方法で安心してカーライフを楽しみましょう。